獣医系大学等の教育における学生の学習到達度を判定するための共通の評価試験(共用試験)に関する事業を行います

NPO法人獣医系大学間獣医学教育支援機構 獣医学共用試験

受験生の方

獣医学共用試験について

獣医学共用試験とは何ですか?

獣医学共用試験は、獣医学教育課程(6年制)の学生が参加型臨床実習を始める前に受ける試験です。全国の獣医学教育を受けている学生が共通で利用する評価試験となります。共に用いることから共用試験と呼ばれ、医学・歯学では2005年から、薬学では2009年から実施されています。

獣医学共用試験はなぜ必要なのですか?

獣医師の資格がない学生が動物病院等で動物(患畜)に接する場合には、必要不可欠な知識・技能・態度が備わっていることを動物所有者(飼育者)に示し、診療に参加することに同意してもらわなければなりません。このため、診療に参加する学生の知識・技能・態度のレベルが一定水準以上であることを保証する必要があります。

獣医学共用試験は、獣医学教育を実施している大学が、実習に臨む学生に必要な最小限の知識・技能・態度の到達レベルを公平かつ厳正に評価し、その質を動物所有者(飼育者)と社会に保証するために実施します。

獣医学共用試験では、どのような試験が行われますか?

獣医学共用試験は、コンピュータを用いて獣医学の基礎知識および問題解決能力を客観的に評価する試験CBT(Computer-Based Testing )と臨床実習に必要な技能・態度を評価する客観的臨床能力試験OSCE(Objective Structured Clinical Examination オスキーと呼びます。)の2つから構成されます。この2つの試験は同一日に行われるのではなく、期日をずらして行われます。

試験結果はどのようなかたちで知ることができますか?

獣医学共用試験は、獣医学生が参加型臨床実習を受講する基準に到達していることを確認する試験です。各大学は、特定非営利活動法人(NPO法人)獣医系大学間獣医学教育支援機構(獣医学教育支援機構)から通知された結果に基づいて合否を判定し、学生へ合否結果のみを通知します。この際、詳細な個人成績については通知しません。

獣医学共用試験はどこが責任母体となって実施するのですか?

全国の獣医学教育関係者で組織される全国大学獣医学関係代表者協議会(全国協議会)のもとに、2012年4月、獣医学共用試験を実施するための検討を行う獣医学共用試験委員会が設置されました。2015年7月には獣医学教育支援機構が設立され、現在は、本機構内に常置されている獣医学共用試験センターが獣医学共用試験実施の母体となっています。

獣医学共用試験と獣医師国家試験の違いは何ですか?

獣医師国家試験は、国家資格である獣医師の免許を取得するための試験です。農林水産省が管轄し、獣医師法第16条第2項に基づいて行われます。受験資格は、獣医学の正規の課程を修めた者に与えられます。

一方、獣医学共用試験は、獣医学教育の必須科目を定めたモデル・コア・カリキュラムの参加型臨床実習を受けるにあたり、受講に相応しい学生かどうかを評価するために実施されます。学生の保証そのものは各大学が責任を負いますが、より客観性を高めるため、大学関係者が運用する共通試験(獣医学共用試験)を利用する、というものです。

卒業後の獣医師の質保証は国(獣医師国家試験)が、在学中の学生の質保証は大学(獣医学共用試験)が担うという点をご理解頂ければと思います。

獣医学共用試験の受験料はどのくらいでしょうか?

本格的実施に向けて段階的に行なわれたトライアル試験は、2014年度までは科学研究費で、2015年度は機構が参加大学から徴収した会費で実施しましたので、受験料は無料でした。2016年度以降の獣医学共用試験では、受験料として1人25,000円を徴収しています。2018年度以降は受験料が消費税の対象となりますので、1人27,000円を徴収します。なお、医学・歯学及び薬学の共用試験の受験料は、それぞれ25,000円及び24,000円となっています。